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現金11億円超、あの動物も 23年、埼玉県警に届いた落とし物


 埼玉県警は2023年の遺失・拾得物の届け出状況を発表した。拾得届の件数は93万1015件で過去10年で最多を記録。県警に届けられた現金は年間で11億円を超え、拾得物のなかには動物のミーアキャットやマーラもあった。【田原拓郎】

 県警会計課によると、増加傾向にあった拾得届の件数は18、19年に90万件を超えたが、コロナ禍の20年に70万件台に激減した。その後は再び増加に転じ、23年は前年比で約6万件(約7%)増と、4年ぶりに90万件を超えた。同課の担当者は「コロナ禍の人流の減少によって減っていた落とし物が、コロナ禍前の水準まで戻りつつあるのでは」と推測する。

 23年の落とし物のうち、現金は約11億2657万円。物品は計176万5312点で、傘類▽財布・小銭入れ類▽鍵類――の順に多かった。中には、位牌(いはい)や動物など、珍しい落とし物もあったという。

 23年に県警が処理した落とし物のうち、現金の約70%、物品の約53%は持ち主に返還された。マングース科のミーアキャット、げっ歯類のマーラも持ち主が見つかったという。

 しかし、持ち主が現れない落とし物も少なくない。3カ月の保管期間を過ぎた落とし物は原則、拾得者が受け取ることができ、さらに2カ月が経過しても拾得者が受け取らなかった場合などは、国や県に所有権が移る。23年は現金約1億6867万円(約15%)を拾得者が受け取り、約1億7073万円(同)の所有権が県に移されたという。

 一方、落とし主が届ける遺失届の受理件数も、23年は19万227件と前年比で1万1117件(約6%)増加した。財布・小銭入れ類▽鍵類▽携帯電話類――など、日常的に持ち歩くものが多い。担当者は「春・夏休みやGWなどの外出が増える時期に落とし物が増える傾向があります」と注意を呼びかけている。

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