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紅こうじ摂取死亡「23日に遺族メール」 小林製薬、25日に確認


 小林製薬は26日、腎疾患などの健康被害の恐れがあるとして自主回収を呼びかけている「紅こうじ」成分が含まれた機能性表示食品のサプリメントに関し、サプリ摂取と死亡との因果関係が疑われる事例を1件把握したと発表した。

 2021年4月~24年2月の約3年間に継続して同社のサプリメント「紅麹(こうじ)コレステヘルプ」を購入した人物が、今年2月ごろに腎疾患で死亡したという。年齢や性別などは明らかにしていない。

 この人物が購入したサプリの一部には、健康被害との関連が疑われている未知の成分が含まれていたという。今月23日に遺族からメールで小林製薬に連絡があったが、ほかの問い合わせが殺到したため、25日になって遺族のメールの内容を確認したという。

 公表が26日になったことについて小林製薬は「事実及び因果関係を鋭意確認中だが、速やかな情報開示の観点から報告した」と説明している。

 また、小林製薬によると、26日までに新たに約50人からサプリ摂取後に入院したとの連絡があったという。24日時点で既に26人の入院が判明しており、70人以上が腎疾患などの健康被害を訴えて入院したことになる。

 健康被害との関連が疑われる未知の成分は、23年に製造したサプリの一部から検出されている。小林製薬は23年に紅こうじ原料18・5トンを製造し、自社使用分以外の16・1トンを他社に販売していた。

 他社販売分の中でも、サプリメント向けに販売した6・9トンの一部に未知の成分が含まれていることを確認。食品の着色や風味付けなどに販売された残りの9・2トンには未知の成分は含まれていなかったという。

 原料の販売先は食品メーカーなど52社に上る。化粧品メーカーのノエビアは26日、小林製薬の紅こうじを配合したサプリメント「ノエビア DHA&EPA」を自主回収すると発表した。このほか、岡山県のみそメーカーや香川県の製薬会社など、商品を自主回収する動きが相次いでいる。【妹尾直道】

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