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響け!紫式部ゆかりのまち 京都・宇治、京アニとコラボで特製パネル


 京都府宇治市は、京都アニメーション(本社・同市)と協力し、宇治が舞台の人気アニメ「響け!ユーフォニアム」と源氏物語をコラボした描き下ろしイラストと、その等身大パネルを製作した。イラストはホームページに掲載するほかオリジナルグッズなどに活用し、「紫式部ゆかりのまち」をPRする。

 平安時代に紫式部が記した源氏物語の終盤10章は宇治が舞台で、市は「紫式部ゆかりのまち宇治魅力発信プロジェクト」を展開中。2023年10月にも京アニと協力し、プロジェクトのキービジュアル(メインイラスト)とロゴマークが完成している。

 京アニの代表作の一つである「響け!」は、宇治市出身の作家、武田綾乃さんが故郷を舞台に書いた小説が原作で、4月からはテレビアニメの第3シリーズが放映予定。新型コロナ禍の収束とともに、作品に登場する場所の“聖地巡礼”に訪れる観光客も増えていることから、市はキービジュアル、ロゴマークのデザインと併せて、今回のイラスト作成を依頼していた。

 完成したイラストは、市源氏物語ミュージアム「平安の間」をイメージした寝殿造りの建物をバックに、色とりどりの平安衣装に身を包んだ10人が並ぶ。主人公の黄前久美子は檜扇(ひおうぎ)を手に中心近くに立ち、左右に高坂麗奈、黒江真由などのキャラが、平安時代の楽器である楽琵琶、和琴(わごん)を奏でながらポーズを取る。衣装の色合いは平安朝のものを再現し、吹奏楽を描く作品のイメージから楽器を持たせたという。

 パネルは高さ約1・5メートル、幅約6メートルで、3分割可能。別々の場所に飾ることもでき、市観光センターやイベント会場などに置いて観光客を迎える。

 1月31日にミュージアムで発表した松村淳子市長は「このイラストをきっかけに多くの『響け!』ファンに宇治を知ってもらい、源氏物語や平安文化への関心を高めてほしい」と期待した。【鈴木健太郎】

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