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千葉大学長選に“疑義” 教職員投票で1位の候補選ばれず


 千葉大学の新学長選考に疑義があるとして、同大学大学院人文科学研究院教授会が選考を行った「学長選考・監察会議」に選出の過程などの説明を求める質問書を提出したことが2日、判明した。質問書は1月30日付。

 同大総務課などによると、学長選考には医学部付属病院の横手幸太郎院長、大学院人文科学研究院の山田賢教授、大学院医学研究院の松原久裕教授の3氏が立候補。同会議は同25日に横手氏を学長に選出した。

 しかし、同19日に行われた教職員ら約1400人を対象にした投票制の「学内意向聴取」では、山田氏が534票、横手氏が446票、松原氏が350票となり、横手氏は88票差で2番目だった。

 同会議の宮坂信之議長によると、同会議ではこの結果を参考に審議されたというが、最終的には同会議委員14人で投票を実施。その結果、横手氏が過半数を獲得した。同大は同会議での審議内容や各候補者の得票数について、明らかにしていない。

 質問書では、意向聴取で2位だった横手氏が選出された理由や会議でどのような議論が交わされたのかなどについて、2月20日をめどに回答を求めている。同課は「対応を協議している」としている。

 同大西千葉キャンパスで勤務する教員は毎日新聞の取材に「学内意向聴取の票は大差だったのに、このような結果となり納得できる説明がなく、不信感しかない」と話した。【長沼辰哉】

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