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トヨタが新たにエンジン開発チーム発足 「脱炭素へ役割がある」


 トヨタ自動車の豊田章男会長は12日、「脱炭素に向けた現実的な手段として、エンジンにはまだまだ役割がある」と述べ、新たなエンジン開発プロジェクトを社内に設置したことを明らかにした。同日開幕した「東京オートサロン」の発表の場で語った。

 電気自動車(EV)の普及により世界で「脱エンジン」が進むが、豊田氏は「(時代に)逆行しているように聞こえるかもしれないが、決してそんなことはない」と強調。「動力(の種類)は何でもいい、敵は炭素」との考えを示した。環境負荷の低い合成燃料の使用などを念頭に、エンジン技術の向上に取り組むとみられる。

 豊田氏は「日本を支え、これからの日本を強くしていく技を持った人たちを失ってはいけない」と力を込め、当面は内燃機関の開発にも力を入れるとした。

マツダはロータリーエンジンに本腰

 マツダも同日、エンジン関連の新たな取り組みを発表した。同社の毛籠勝弘社長がロータリーエンジンの開発グループを2月に発足すると宣言した。「脱炭素時代に向けた課題をブレークスルーするため、エンジン方式の垣根を越え、エンジニアたちが再結集する」と述べた。

 小型で高出力、合成燃料との相性も良いとされるロータリーエンジンは「実は電動化と相性も良く、環境負荷の少ないエンジンとしての可能性が期待できる」(毛籠社長)と説明した。

 同社は1967年に世界で初めてロータリーエンジン搭載車の量産に成功したが、燃費性能が低いことなどから2012年に生産終了、18年に開発グループを解散していた。【加藤結花】

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