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能登地方、3年以上続く地震活動 2日で震度5弱以上が11回


 1日に発生した最大震度7の能登半島地震と、続いて日本海側に押し寄せた津波。地震は元々地震活動が活発な地域で起きた。気象庁や専門家は今後も同程度の地震が起きる可能性があるとして警戒している。

 「揺れの強かった地域では地震発生から1週間程度、特に2、3日は最大震度7程度の地震に注意してください」。気象庁が2日に開いた記者会見で、鎌谷紀子・地震津波監視課長はこう呼びかけた。会見15分前にも震度5弱を観測し、大きな地震が続いている。

 石川県能登地方では、1日午後4時6分に震度5強の揺れが襲った4分後、一連の地震で最大となる震度7を観測。さらにその8分後には震度5強の地震が起きるなど2日午後5時半までに震度5弱以上の地震を11回観測した。緊急地震速報も13回発表された。

 気象庁によると、過去に起きた大地震の1~2割では、発生後に再び同程度の地震が発生している。2016年の熊本地震では震度7の前震の約28時間後に再び震度7の本震が起き、大きな被害をもたらした。

 1日に起きた最大震度7の地震について、気象庁は「前震や本震を区別できる段階ではない」とする。ただ、能登地方では22年6月に震度6弱、23年5月に震度6強を観測するなど3年以上にわたって地震活動が活発化しており、今後も警戒するよう呼びかけている。

石川、4日にかけて大雨の可能性

 石川県では4日にかけて警報級の大雨が降る可能性があり、土砂災害にも注意が必要だ。気象庁は「地震の影響で地盤が緩み、少ない雨でも土砂災害が起こる可能性がある。危険な場所には近づかないでほしい」としている。

 1日午後11時5分には、気象庁が能登地方で起きた震度3の地震を誤って震度7と発表する事態も起きた。気象庁は約10分後に訂正し、加藤孝志・気象庁管理課長が記者会見で「被災地の皆様が大変な状況を過ごされている中で、誤って発表したことは大変申し訳ない」と謝罪した。

 気象庁によると、震度3以上の地震が起きると、1分半後に速報値の地震情報が自動的に発表される仕組みだという。誤って発表された情報は最大震度7の地震とまったく同じ内容だった。原因は「調査中」としている。【島袋太輔】

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