自民党の神田憲次副財務相(衆院愛知5区)が過去に税金を滞納していた問題について、愛知県の大村秀章知事は13日、「国民の義務である納税を回避していたのは許されざることだ」と述べた。
神田氏は9日、2013~22年に固定資産税を滞納したことで、自身が代表取締役を務める会社が保有する土地と建物を計4回差し押さえられたことを明らかにした。
定例記者会見でこの件を問われた大村知事は「4回というのは明らかに異常。意図的だったのではないかというふうにとられても仕方ない」と指摘。そのうえで「税の徴収をつかさどる国税庁を擁する財務省の副大臣の要職にあられるので、どう責任を果たすのか明らかにしていかなければならない」と述べた。【酒井志帆】