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全長1mの大トカゲ捕獲から1週間 飼い主、いまだに見つからず


 熊本県玉名市の用水路で全長約1メートルの大トカゲが捕獲されてから10日で1週間を迎える。東南アジアなどの暖かい地域で生息し、本来日本にはいない「ミズオオトカゲ」とみられる。いまだ飼い主からの申し出はない。

 「何らかの理由で飼い主が意図的に逃がしたのではないか」。そう話すのは熊本市南区の爬虫(はちゅう)類専門ペットショップ「ZION(ザイオン)」の北森映光代表(44)。トカゲは3日に捕獲され、今は同店で飼育される。県警には大型爬虫類の飼育ノウハウがないため、同店に依頼があった。

 北森さんによると、このトカゲは3歳ほど。最大2・5メートル程度まで成長する。鋭い爪や歯を持つ肉食だ。ミズオオトカゲは動物愛護管理法による人に危害を加える恐れがある「特定動物」に指定されていないため、国内ではペットショップで購入できる。

 玉名署によると、トカゲが初めて目撃されたのは9月28日、玉名市の路上だった。同署は目撃情報を公表し、飼い主らへ呼び掛けを実施したが、情報提供は皆無だったという。北森さんは、こうした経緯から最初に目撃された直前に捨てられた、と推測する。

 同店には、警察から「拾得物」として市民から届けられるなどした生き物の飼育依頼が年間10件ほどある。同店は遺失物法に基づいて通常の拾得物と同様の保管期限である3カ月間、飼育する。その間に飼い主が出てくることもあれば、3カ月が経過して同店に譲渡されることもある。

 譲渡されれば飼育を継続する。しかし「ペットを飼育するときは、しっかりと最後まで責任を持ってほしい」と北森さんは訴える。譲渡後に飼育希望者が現れることもあるが、その際は飼育環境など世話ができるかをしっかりと確認する。

 玉名署によると、今回のトカゲの保管期間は2月3日まで。「心当たりがある人は申し出てほしい」と呼び掛けを続ける。同署(0968・74・0110)。【野呂賢治】

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