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コロナ「第9波」加速か 3週間で倍増、学級・学年閉鎖も 群馬


 群馬県内で新型コロナウイルスの感染拡大が続き、前橋市や渋川市などの対象医療機関あたりの新規感染者数は独自の注意喚起をしている他県の「厳重警戒」レベルまで増加している。多数の児童の感染による学級閉鎖が相次ぎ、複数の学年で学年閉鎖となる小学校も出ている。今夏は4年ぶりの夏祭りや花火大会などで人の移動も多く、流行の「第9波」が加速している可能性がある。【田所柳子】

 全県の対象医療機関あたりの新規感染者数は2023年第35週(8月28日~9月3日)が最多の21・17人、第36週(9月4~10日)が2番目の19・62人だった。第32週(8月7~13日)は10・05人だったため、わずか3週間で2倍に拡大した。さらに現在の統計を開始した5月の第19週の2・41人に比べると8倍以上になった計算だ。

 直近の第36週は全国で20・19人。県の水準は一時、全国平均を大きく下回っていたが、ほぼ並んだ形だ。都道府県別では中間の24番目だった。厚生労働省は8月、全国的な増加を受け、医療機関の外来逼迫(ひっぱく)や入院者の数などの指標が高い場合に、自治体が住民に注意喚起するよう呼びかけた。

 一部の県は独自に注意報などの基準を設けており、静岡県は医療機関あたりの報告数が8人以上で注意報、16人以上で警報とし、現在全県で警報を出している。徳島県は5人以上で注意、10人以上で警戒、20人以上で厳重警戒、30人以上で警報を出すとの基準を定めており、直近の県内にあてはめると、全12保健所のうち、半数の前橋、渋川、利根沼田、伊勢崎、富岡、安中が「厳重警戒」レベルとなる。

 山本一太知事も13日、新型コロナに感染したことを公表した。当面自宅療養する。

 子どもの感染も相次ぐ。前橋市では8月下旬以降拡大し、14日現在、幼稚園で1学級、小学校で4学年と6学級、中学校で1学年と3学級を閉鎖した。渋川市では小学校で2学年と1学級を閉鎖した。県は「新型コロナの拡大に加え、インフルエンザ流行の兆しもあり、手洗い、せきエチケットなど基本的な感染対策を徹底してほしい」と呼びかけている。

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