鈴木淳司総務相は15日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体の会合に自身が1回、秘書が3回出席したと明らかにした。自身が出席したのは2022年参院選の立候補予定者を応援する会合だったという。
関連団体に対し、秘書が出席した会合の会費など4件の支出があり、祝電を3回送ったことも明らかにした。「強い要請があった場合にやむを得ず対応を行ったことがあるが、積極的な関係をもったことは一切ない」と釈明した。22年の自民党調査で報告済みだが、氏名の公表対象には含まれていなかった。
岸田文雄首相は同日、旧統一教会の関連団体などと接点があった閣僚を起用したことについて「過去、関係があったということには関わらず、現在、こうした団体と関係を一切持っていないことを前提として人選を行った」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
改造内閣では他に、盛山正仁文部科学相や伊藤信太郎環境相、木原稔防衛相も関連団体と接点があったことを認めている。【森口沙織、岡村崇】