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「旧統一教会と接点」鈴木総務相ら3閣僚認める 盛山氏のほかに


 第2次岸田再改造内閣の発足に伴い13日夜から14日にかけて開かれた閣僚の就任記者会見では、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と接点があったことを、解散命令請求について判断する立場の盛山正仁文部科学相のほかにも、3人が認めた。いずれも「関係は絶っている」としている。

 伊藤信太郎環境相は、昨年の自民党調査で教団との接点が確認された。関連団体への会費支出を認めたうえで「今後も一切関係を持たないことを徹底していく」とした。政治資金収支報告書によると、伊藤氏の資金管理団体が2018年、教団の関連団体に会費2万円を支出していた。

 木原稔防衛相は、自民党調査で関連団体の会合に出席し議員本人が講演したと公表されたほか、12年衆院選の選挙運動に関する収支報告書に、関連団体「世界平和連合」から10万円の寄付と記載されていたことが分かっている。会見では「党の方針として、関係団体との関係は絶つべしということであり、その通り関係を絶っている」と述べた。

 鈴木淳司総務相は、教団のイベントに祝電を送ったり、会費を支出したりしたことが過去にあったと会見で認めた。「非常に警戒していたので、(イベントに)出ない代わりにやむを得ず電報を送ったことはあるが、積極的に関係を持ったことはない」とし、「今後も(関係を)持つつもりはない」と答えた。

 岸田文雄首相は13日の会見で「各閣僚について、現在は関係を一切有していないということを前提として任命している」と言及している。【岡田英、源馬のぞみ、道永竜命】

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