日本将棋連盟は、非公式戦「将棋オールスター東西対抗戦2023」のファン投票結果を発表した。藤井聡太名人（21）や羽生善治九段（52）ら東西の上位各3人が、予選を免除されて決勝戦（団体戦）にシードされる。
東日本地区は、6月に将棋連盟会長に就任した羽生九段が、2位の渡辺明九段（39）、3位の永瀬拓矢王座（30）を抑えてトップ。4位以下は④佐藤天彦九段（35）⑤伊藤匠七段（20）⑥木村一基九段（50）⑦高見泰地七段（30）⑧佐々木大地七段（28）⑨佐々木勇気八段（29）⑩佐藤康光九段（53）だった。竜王戦でタイトル初挑戦と、藤井竜王との同学年対決を決めた伊藤七段が5位に入った。
西日本地区は、史上初の8冠に挑戦中の藤井名人が、2位の豊島将之九段（33）の2.4倍の票を集めて圧倒的なトップ。以下、③菅井竜也八段（31）④山崎隆之八段（42）⑤澤田真吾七段（31）⑥糸谷哲郎八段（34）⑦黒田尭之五段（26）⑧藤本渚四段（18）⑨斎藤慎太郎八段（30）⑩高田明浩四段（21）――の順となり、今年度85％近い勝率を挙げているプロ1年目の藤本四段がランクインした。
上位3人以外の棋士は、東西に分かれて決勝戦に出場する各3枠を懸けた予選を戦う。12月下旬に指される決勝戦は、東西各6人による団体戦となる。【丸山進】
