山形県鶴岡市の出羽三山神社の山伏修行「秋の峰入り」が26日、4年ぶりに羽黒山中で始まった。県内外から21~79歳の男性約80人が参加。9月1日まで7日間の荒行に挑む。
市松模様の装束の一行は、正午過ぎにホラ貝の音とともに石段を踏みしめ、羽黒山頂を目指した。出羽三山の主峰の月山を巡る「山駆け」や、トウガラシをいぶした煙に耐える「南蛮いぶし」など数々の行を重ねる。
初めて参加した京都府の大学職員、川﨑裕太さん(32)は「コロナ禍を経た中での修行を通して、自分を見つめ直す機会にしたい」と話した。【長南里香】