生徒5人乗せ52キロ速度超過 部活動で引率中の教諭を減給処分

　佐賀県教育委員会は21日、部活動の引率中に52キロの速度超過で高速道路を運転したとして、県西部にある県立高校の男性教諭（30）を減給2カ月（10分の1）の懲戒処分にした。

　県教委によると、男性教諭は5月6日午後0時半ごろ、法定最高速度80キロの東九州自動車道上り線で、52キロ超過して乗用車で走行し、速度違反自動取り締まり装置（オービス）で検挙された。

　男性教諭は運動部の顧問を務めており、大分県内での強化練習会を終え、生徒5人をレンタカーに乗せて学校に戻る途中だった。「早く学校に帰り着きたかった。車を追い越す時にスピードが出過ぎてしまった」と話しているという。

　甲斐直美教育長は「教職員が生徒引率中に重大な交通違反を起こしたことを大変重く受け止めており、県民の皆様に心よりおわび申し上げる」とのコメントを出した。【五十嵐隆浩】