関空も出国ラッシュ お盆休みは海外で 1番人気は韓国

　お盆休みを海外で過ごす人たちの出国ラッシュが10日、関西国際空港で始まった。新型コロナウイルス禍に伴う行動制限がなくなってから初めての夏の大型連休で、出発ロビーは朝から大きな荷物を抱えた家族連れらで混雑した。

　関西エアポートによると、関空ではお盆期間（10～20日）の国際線利用客数を59万8900人と予想している。コロナ禍の直前で過去最多だった2019年（約75万人）の7割程度まで回復する見通しだが、台風7号の進路次第で影響を受ける可能性がある。

　出発のピークは11日に迎える見込み。出国先では韓国が一番人気で、中国や東南アジアが続いている。

　5歳の息子を含め家族3人で台北に滞在するという大阪市城東区の会社員、山本耕司さん（54）は「コロナが流行して初めての海外。台風も過ぎたようで良かった」と笑顔で話した。【斉藤朋恵】