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黒海を支配するロシア軍への攻撃を強化 ゼレンスキー氏が表明


 ウクライナのゼレンスキー大統領は8日のビデオ声明で、黒海を支配しているロシア軍への攻撃を強める意向を表明した。黒海を通じた穀物の輸出再開などを目指すためだという。ウクライナ軍は黒海周辺で無人小型船(水上ドローン)による攻撃を複数回実施しており、黒海を巡る戦闘がさらに激しくなる可能性がある。

 ロシアは7月17日、ウクライナ産の穀物輸出に関する合意履行を停止した後、ウクライナ南部オデッサなど黒海周辺にある穀物輸出の拠点を空爆。全船舶を対象にして、黒海を経由したウクライナへの入港を認めないと主張し、黒海で軍事演習も実施している。

 ゼレンスキー氏は8日、露軍がウクライナの拠点を攻撃する限り、ウクライナも「(黒海の)回廊を守るため、同様のことをする」と強調。また露軍に対し「戦争が終わった時には、(露軍の)船がゼロになることを覚悟すべきだ」と警告した。

ドネツク州で80人以上が死傷

 ウクライナ側の攻勢は既に始まっている。ロシア政府によると、黒海沿岸にあるノボロシースクの港周辺で4日、露軍の揚陸艦がウクライナ軍による水上ドローン攻撃を受けたほか、5日には黒海とアゾフ海を結ぶケルチ海峡で民間のタンカーが攻撃されている。

 一方、ウクライナ東部ドネツク州ポクロフスク中心部では7日夜、ホテルや集合住宅が露軍による2発のミサイル攻撃で破壊され、民間人を含む7人が死亡、80人以上が負傷した。2発目のミサイルは1発目の約40分後に打ち込まれ、市民の救出に駆けつけた多くの警察官が巻き込まれたという。【エルサレム三木幸治】

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