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「ルフィ」今村容疑者、強盗致傷容疑などで再逮捕へ 千葉の事件関与か


 全国で相次いだ広域強盗事件のうち、1月に千葉県大網白里市のリサイクルショップで発生した強盗事件で「ミツハシ」と名乗り指示をした疑いが強まったとして、警視庁捜査1課は20日にも、フィリピンから強制送還された今村磨人容疑者(39)を強盗致傷容疑などで再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で判明した。

 今村容疑者は2022年5月に京都市内であった強盗事件に関与したとして今年6月に強盗容疑で既に逮捕されており、一連の広域強盗事件の指示役として最初の逮捕者となった。京都の事件では「ルフィ」と名乗っていたとされ、捜査1課は今村容疑者が事件ごとに名前を変えて指示していたとみている。

 千葉の事件は今年1月12日午後7時半ごろ発生。大網白里市のリサイクルショップに3人組が押し入り、男性店長の顔を殴りけがをさせ、何も奪わずに逃走した。この事件では、1週間後に東京都狛江市で発生した強盗致死事件の実行役の一人として逮捕された永田陸人被告(21)=強盗致死罪などで起訴=ら男性3人が逮捕・起訴されている。

 捜査関係者によると、千葉の事件で実行役とされる被告の一部は秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」を通じ、「ミツハシ」と名乗る人物から指示を受けていた。その後の捜査で、「ミツハシ」のアカウントと、京都の事件の指示役「ルフィ」が使っていたテレグラムのアカウントは、同じ携帯電話番号で登録されていたことが判明したという。

 また、今村容疑者とフィリピンの入管施設で交流があったとされる男性が警視庁の調べに「今村容疑者に頼まれて(千葉事件の実行役の一人に)現金を渡した」という趣旨の証言をしていたことも明らかとなった。一方で、男性は「今村容疑者の『使い』から現金を預かり、同じ金額をフィリピン・ペソにして今村容疑者に渡した」との証言もしているという。

 捜査1課は、今村容疑者が男性を介して、強盗の準備をするための資金を提供したり、逆に強盗などで得た犯罪収益を回収したりしていた可能性が高いとみている。【木原真希、岩崎歩、菅健吾】

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