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クリミア大橋で攻撃か、「テロ」と露発表 侵攻後、再び損壊


 ロシアの国家テロ対策委員会は17日、ロシアとウクライナ南部クリミアを結ぶ「クリミア大橋」で同日午前3時過ぎ、ウクライナの特殊部隊による無人機を使った「テロ攻撃」があったと発表した。ロシアメディアなどによると2人が死亡した。クリミア大橋は2022年10月にも爆発が起こり、後にウクライナ軍が攻撃したことを認めていた。

 18年に開通したクリミア大橋は、ロシアによるクリミア統治の象徴とされてきた。ロシアが22年に始めた「特別軍事作戦」では、ロシア南部からクリミアへ部隊や物資を運び込む重要ルートとして活用されてきた。再び損壊を起こしたことにより、ウクライナで続ける軍事作戦に影響を与えるとともに、ロシアへの精神的な痛手は必至の模様だ。

 通信アプリ「テレグラム」に投稿された動画では、クリミア大橋の一部道路が崩れたり、焼け焦げたりして、車の通行が止まっている様子が見て取れる。

 ロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事は、走行中の車に乗っていた大人2人が死亡し、子ども1人が負傷したとの情報を流している。一方、タス通信によると、クリミア大橋の車道に並行している鉄橋は被害を受けておらず、鉄道の運行は続いているという。

 クリミア大橋では22年に損壊した後に修復が進められて、今年の夏に入ると、多くのロシア人観光客が橋を使ってクリミアを訪れていると伝えられてきた。今回の爆発は夏の観光シーズンのさなかに起きた格好だ。

 またウクライナは当初、22年に起きた爆発への関与を否定してきたが、今年に入って自国軍の攻撃によって橋が爆発を起こしたと説明を変えていた。【モスクワ大前仁】

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