starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

ゼレンスキー氏、不満表明から一転「成功」 NATO首脳会議


 ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が開かれたリトアニアでバイデン米大統領と会談した。会談冒頭が公開され、記者団から「NATOから得たもので満足したか」と問われ「素晴らしい団結と安全保障が手に入った。会議は成功だった」と述べた。

 ゼレンスキー氏は前日の11日、ウクライナのNATO加盟スケジュールが首脳会議で示されないことに「ばかげている」と不満をあらわにしていた。その後、NATOが複数年にわたる支援プログラムを、主要7カ国(G7)は長期的な安全保障の提供を表明。ゼレンスキー氏はバイデン氏との会談で、一転して結束を強調した。

 バイデン氏は、ゼレンスキー氏に対し「我々はウクライナが必要とするものを必ず手に入れる。NATO加盟を祝福する日を心待ちにしている」と述べた。バイデン氏は、ロシアによる侵攻が続く間はウクライナの加盟は困難との立場だ。NATO首脳会議の共同声明でも「加盟国が同意し条件が満たされれば参加を招待する」と記されている。

 また、ゼレンスキー氏は会談で、国際条約が製造や使用を禁じるクラスター弾の供与をバイデン政権が表明したことについて「困難な政治的決断を下してくれた」と謝意を示した。NATO加盟国からも供与を批判する声があるが、ゼレンスキー氏は「ロシアはずっと使用し続けている」と強調した。

 バイデン氏は会談後、最大射程300キロに及ぶ地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」をウクライナに提供することを検討していると記者団に認めた。ただし「ウクライナは既に同様のミサイルを持っている。最も必要なものは砲弾であり、我々は砲弾の提供に力を入れている」と説明した。【ワシントン鈴木一生】

    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.