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妊娠中の19歳女性殺害 元交際相手に懲役18年判決 京都地裁


 京都府井手町の専門学校生だった木村京花さん(当時19歳)が2016年に行方不明になり、22年に奈良市の若草山で遺骨などが見つかった事件で、殺人罪に問われた無職、末海征河(せいが)被告(26)=同町=の裁判員裁判の判決で、京都地裁は5日、懲役18年(求刑・同)を言い渡した。増田啓祐裁判長は、交際相手の木村さんの首を絞め続けた当時の状況から、強固な殺意を認定した。

 判決によると、末海被告は16年10月22日未明、町内に止めた車の中で、助手席に座っていた木村さんの首を両手で絞めて殺害した。

 末海被告は警察や検察の取り調べに、木村さんを殺害した動機や状況を具体的に自白したとされるが、裁判では「車外に出て目を離した隙(すき)に木村さんが車内で自殺した」と一転して無罪を主張した。

 判決は、末海被告が取調官の誘導もなく殺害時の状況を自らの言葉で動作を交えて具体的に自白しており、内容は十分信用できると判断。自殺との主張に対しては、「(木村さんに)自殺理由や兆候はなかった」とした。また、木村さんの死亡後に末海被告が110番通報や家族への連絡などを全くせず、遺体を山中に遺棄したことについて、「殺害していなければ通常とらない行動」と指摘した。

 増田裁判長は「木村さんは末海被告との結婚と子どもの出産を控え、美容師になるべく努力を重ねており、死亡の結果は重大」とし、「自らの子どもを妊娠中であることを知りながら殺害した点も見過ごすことはできない」と批判した。【久保聡】

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