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山口で車内の1人死亡、大分は土砂で1人行方不明 九州など大雨


 活発化した梅雨前線の影響で、九州や山口県では1日までに各地で非常に激しい雨が降った。気象庁は1日午前1時に山口県で線状降水帯が発生したと発表。山口市で車ごと用水路に流された男性が死亡、大分県では住宅が土砂に流され1人が行方不明になった。気象庁は、今後も九州、東海地方などで大雨となる恐れがあるとして、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒を呼びかけている。

 山口県下関市と美祢市、福岡県築上町では30日夜から1日未明にかけて雨雲が急激に発達し、1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は記録的短時間大雨情報を相次いで発表した。

 各地で大雨による被害が出ている。山口市小郡上郷で1日午前5時20分ごろ、「車が流された」と住民から110番があった。山口県警によると、市内の川で軽乗用車が発見され、高齢とみられる男性が車内から救助されたが、死亡が確認された。

 大分県などによると30日午後11時50分ごろ、同県由布市湯布院町川西で「土砂災害が起きている」と、停電の対応に来た電力会社関係者が市に連絡した。住宅1棟が土砂に流され、住人の男性(70)と連絡が取れなくなっており、消防などは天候が落ち着き次第、捜索する方針。

 山口県山陽小野田市では市内を流れる桜川と随光川が氾濫。市は1日午前1時、流域周辺の1513世帯に5段階の警戒レベルで最も高い「緊急安全確保」を出し、避難を呼びかけた。市によると、人的被害の情報はない。

 福岡県岡垣町波津では1日午前6時ごろに平屋の住宅が全壊。住人の女性(90)が取り残されたが、約1時間20分後に消防に救助された。命に別条はないとみられる。

 気象庁によると、1日は梅雨前線が西日本から北日本を南下する見込みで、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため西日本から東日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になる。2日午前6時までの24時間に予想される雨量は多い所で、九州北部と南部200ミリ▽東海180ミリ▽近畿150ミリ▽関東甲信、四国120ミリ▽北陸100ミリ▽中国地方60ミリ。【添島香苗、神山恵、竹林静】

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