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埼玉県営公園での水着撮影会 知事、違反ない団体の中止要請撤回を指導


 プールを備えた埼玉県営公園2カ所で開催予定だった6回の「水着撮影会」が中止になった問題で、大野元裕知事は12日、過去の開催時に利用条件に違反しなかった4団体への中止要請を撤回するよう、指定管理者の県公園緑地協会を指導したと明らかにした。

知事「一律中止、適切ではなかった」

 撮影会は、6団体が10~25日にしらこばと水上公園(越谷市)と川越水上公園(川越市)で予定していた。一部団体の以前の撮影会で過激なポーズで撮影が行われ利用条件に反したとして、協会が8日、6団体に要請し中止が決まった。5月下旬、「ポーズが過激」「未成年が参加している」との苦情を受け、協会が調査していた。

 利用条件にはもともと「公序良俗に反しない」ことが掲げられている。協会は2022年12月、しらこばと水上公園で実施される水着撮影会に限り、露出度の高い水着の着用や過激なポーズを禁止する利用条件を追加。協会などによると、2団体は条件が追加されて以降、これまでの撮影会で違反行為が確認されたという。

 一方、大野知事は12日、報道陣の取材に「違反が確認されていない団体まで一律に中止要請をしたのは適切ではなかった」と述べた。県は協会に対し、残り4団体に行った中止要請を撤回するよう指導した。今後の撮影会のあり方について、専門家を交えた検討をすることも指示した。

3団体の開催日 すでに過ぎる

 ただ、違反行為が確認されていない団体のうち3団体の撮影会開催日はすでに過ぎている。1団体は5月下旬時点の協会の調査に、未成年の少女モデルの出演を認め、中止要請の前に中止を決めていたという。利用条件に18歳未満の出演を禁ずる項目はなく、県は「未成年の出演がただちに法律や条例に触れるかは確認する必要がある。反するのであれば適切に対応すべき」としている。

 撮影会をめぐってはインターネット上で「一方的に中止するのは表現の自由の点から不当」「2日前の中止で損害が出た」などの声が上がり、一部の団体は中止撤回を求める署名を募っている。【岡礼子】

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