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オスプレイ説明会 質問者残し、2時間で突如終了 福岡・柳川市


 陸上自衛隊輸送機オスプレイの配備が予定されている佐賀空港(佐賀市)から近い福岡県柳川市で5月30日夜、九州防衛局と市による説明会があった。市民ら92人が参加した説明会では、防衛局から米軍も空港を使う可能性が示され、不安や反対の声が続いたが、市は予定の2時間を過ぎるとステージのどんちょうを下ろして終了させた。

 防衛局は、大分県の日出生台、熊本県の大矢野原、宮崎県の霧島の3陸自演習場との往来にオスプレイが筑後地区や3県の上空を飛行するルート例を示した。参加者が「米軍も佐賀空港に来るのか」と質問したのに対し、防衛局は「常駐はしないが、使うことはあるかもしれない」と答えた。米軍機が操縦訓練をし、米兵が施設外に外出する事もありうるという。これに対し「米軍機から窓が落ちても日本の警察は見に行けないのではないか」「沖縄で女性がひどい目に遭った。市民生活が脅かされる」と不安や反発が続いた。

 防衛局の説明資料に4月の沖縄・宮古島沖のヘリ墜落など自衛隊機による事故の記載がないことにも不満が出た。防衛局は「不安のないよう対応していく」と応えた。

市長「まずかった」

 午後6時半に始まった説明会は予定の午後8時半を過ぎても質問を求める参加者がいたが、突如どんちょうが下り閉会となった。時間をみて市の事務方が判断したという。

 防衛局の伊藤哲也局長は閉会後、「反対意見は多かったが、丁寧に説明していく」と語った。金子健次市長は「終わり方はまずかった。私もびっくりした」と述べた。【降旗英峰】

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