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モスクワにドローン攻撃続発 大統領邸近くにも墜落、高まる警戒


 ロシアの首都モスクワと周辺地域で5月30日未明、無人機(ドローン)による攻撃が相次ぎ、1機はプーチン大統領の邸宅近くにも落ちた。プーチン氏は30日、「テロ攻撃という明確な兆候がある」との認識を示した。5月上旬には大統領府の一角がドローン攻撃を受けたとロシア側は発表しており、首都と周辺地域への相次ぐ攻撃に警戒を強めている。

 ドローン攻撃は30日午前2~3時ごろに起きたとみられる。ロシア国防省は計8機が攻撃してきたと発表したが、一部の独立系メディアは25機を超すドローンが飛来したと報じた。

 ドローンの飛来は、モスクワ南西部やモスクワ州内の隣接地域に集中している。

 ロシアメディアが報じた墜落地点でみると、1機はモスクワ州にあるプーチン氏の邸宅から3・5キロの場所に墜落。モスクワで政界エリートや実業家が多く住む地域にも落ちたほか、モスクワ南西部の日本人学校から2キロの地点でも残骸が見つかったという。モスクワのソビャニン市長によると、2人が負傷したという。

 プーチン氏は30日に記者団の質問に答え、ウクライナ軍によるドローン攻撃だと断定した。「ロシアとロシア国民を恐れさせようとして、居住区の建物を攻撃した」とも述べ、報復措置を検討する考えを示した。

 ロシア政府は5月3日、モスクワ中心部の大統領府の一角がドローン2機による攻撃を受けたと発表し、ウクライナによる攻撃だと断定。ウクライナに隣接する地域だけでなく、首都や近郊でもドローン攻撃を受けるようになっている。

 今回の攻撃について、プーチン氏は「モスクワの防空システムはきちんと機能した」と述べ、ドローンの迎撃に成功したと主張した。ただ、ドローンは一部の建物に衝突したことが判明している。プーチン氏も今後、防空システムを強化する必要性に言及している。【モスクワ大前仁】

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