starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

「料理残す」が礼儀の国も 群馬・伊勢崎市が6カ国語で文化紹介


 外国籍の住民が1万人を超える群馬県伊勢崎市は、互いの文化を知らないが故に生じるトラブルを回避しようと、リーフレット「みんなでつくろう伊勢崎市多文化共生のまちづくり」を作成した。日本語版は全戸配布し、英語、スペイン語、ベトナム語、ポルトガル語、中国語の5カ国語版は市役所の外国人窓口で配布している。【大澤孝二】

 リーフレットは外国人と日本人の橋渡し役として同市から選任された「多文化共生キーパーソン」7人や市国際交流協会のボランティアの協力で製作された。市のホームページなどで告知したところ、同じく外国籍の住民が多く暮らす大泉町や大分市からも問い合わせがあったという。

 自国の生活・文化では常識とされていることが、別のコミュニティーでは異なる受け止め方をされる場面などを、イラストを交えてわかりやすく解説している。「マナー」の項目では、日本では食事の際に、料理を残さず食べることが感謝を示すと考える人が多いのに対し、ベトナムでは料理を少し残すのが礼儀とされるため食べ残すことがよくあることを紹介。交通ルールの項目では、日本の車検などについて説明するとともに、海外の事例として「路上駐車が認められている国・地域があります」「任意保険は加入する人が少ない国もあります」と指摘した。

 多文化共生キーパーソンの一人で、ブラジル出身の若林ヤスイスエリさん(68)は「言葉の壁は大きいが、各国の『ご当地食』を紹介し合う場所などを作り、お互いの文化の違いを食を通して理解する機会を持てたらよいと思う」と話した。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.