第81期名人戦七番勝負の第4局（毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、九州電力、QTnet協力）が21日、福岡県飯塚市の麻生大浦荘で指された。シリーズ中盤の大一番。盤上の攻防とともに、大きな注目を集めるのが、対局中に両棋士に振る舞われる昼食とおやつ。激闘を支えたメニューを紹介する。
名人戦では1日に2回、おやつを注文できる。午前10時のおやつに、渡辺明名人（39）は「熊本県産和栗を使用したモンブラン」を注文した。ラズベリージャムの酸味がアクセントのすっきりした味わい。藤井聡太王将（20）は「マンゴープリン」を注文。ココナッツムースの上にマンゴープリンを飾り、旬の宮崎県産マンゴーを盛り付けた初夏にぴったりなデザートだ。飲み物は両者とも、アイスコーヒーを頼んだ。
昼食では、渡辺名人が、ワサビ抜きのにぎりずしとお吸い物を注文し、藤井王将は「かしわめし御膳」を頼んだ。
午後3時のおやつは、渡辺名人がマスカルポーネとホワイトチョコクリームなどを使ったコーヒーゼリー「きれいな珈琲ティラミス」と、再びアイスコーヒーを注文。藤井王将は八女抹茶を使用した「抹茶のガトーショコラ」とアイスティーを頼んだ。【平野美紀】
