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半導体、高まる九州への関心 台湾企業が大分の物流倉庫視察


 台湾の半導体関連企業などでつくる訪日団が17日、大分市の半導体商社が運営する物流倉庫を視察した。半導体受託製造の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県菊陽町で工場を稼働させることをきっかけに、九州企業への関心が高まっているという。県は交流を深める機会を作り、地元企業の取引拡大につなげたい考えだ。

 視察したのは、中小零細企業の発展を目指す台日商務交流協進会や、経済団体台湾三三青年企業家委員会のメンバーら約60人。

 17日は、大分市の半導体商社スズキの鈴木清己社長が、自社の倉庫前で半導体の材料の配送や保管などの業務を説明。半導体製造に必要なガスなどの保管用に温度を調整した倉庫も案内した。訪日団からは倉庫に付属した太陽光発電の出力など、二酸化炭素排出削減に関する質問が出た。

 訪日団の黄振進(コウシンジン)団長は視察後、TSMCの進出に触れ、「日本と台湾の企業が強みを出し合えば、良い製品ができるのではないか」と話した。鈴木社長は「感触は良かった。『大分に来たい』という雰囲気を作っていければ」と期待を込めた。

 18日は県内の半導体製造工場などを視察。夜は大分市のホテルで、台湾と県内の計約60社が参加する商談会を開く。【石井尚】

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