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「被害受けた方は声を」 ジャニーズ性被害者2人が立憲会合出席


 ジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏(2019年死去)による所属タレントへの性加害疑惑を巡り、被害を訴えている歌手のカウアン・オカモトさん(26)と、俳優でダンサーの橋田康さん(37)が16日午後、国会内で開かれた立憲民主党の「性被害・児童虐待」のヒアリングに招かれた。

 法務省や警察庁、こども家庭庁の担当者らも出席した。

 16日正午、スーツ姿のオカモトさんと橋田さんが並んで着席した。

 オカモトさんは、「中学3年で事務所に入った。その1カ月後、自宅で性的被害を受けた」と振り返った。

 その上で、「芸能界に限らず、立場が上の人から要求された時、こばむのは難しい。僕以外の被害を受けた方も声を上げてください。社会は僕たちの要求をきいてくれる状況になっている」と語り、「法律が整備されることを強く期待しています」と訴えた。

 橋田さんは、「ジャニーズに入って13歳ごろ、性的被害にあった。僕にとっては大きなことでした」と振り返った。「子どもたち、13、14歳の子が、エンタメの世界を真っすぐに走れる場を作ることが大人のできること。子どもを守れるのは大人の行動」などと社会に呼びかけた。

ジャニーズ事務所は14日夜に謝罪動画

 オカモトさんの被害告発などを受け、同事務所の藤島ジュリー景子社長は14日夜、被害について謝罪する動画を公式サイトに掲載。「被害を訴えられている方々へ深く深くおわび申し上げます」と頭を下げた。

 公式発表を受けて、オカモトさんは15日深夜、自身のユーチューブチャンネルで動画を公開。「(社長が)あんだけ覚悟して顔を出してしゃべったことは本当に感謝している。やっと始まったなという感じ」などと語った。さらに「これからどういう動きをしていくのか。事務所がどういう対策をするのか。マスメディアがどう取り上げていくのか」などと述べ、今後の対応を注視していく考えを示していた。

性加害疑惑の経緯

 喜多川氏の性加害疑惑を巡っては、1999年に「週刊文春」が報道。喜多川氏側は名誉毀損(きそん)にあたるとして出版社を訴えたが、「セクハラに関する重要部分は真実」と認めた高裁判決が04年、最高裁で確定した。

 23年3月、英BBCが喜多川氏による性加害疑惑を取り上げたドキュメンタリー動画を配信。4月には性被害を訴えるオカモトさんが日本外国特派員協会で記者会見した。5月11日、ファンらでつくる任意団体「PENLIGHT ジャニーズ事務所の性加害を明らかにする会」は、同事務所に事実解明などを求める署名1万6125筆を集めて提出した。【デジタル報道グループ】

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