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将棋棋士で初の“二刀流” 鈴木大介九段がプロ雀士に


 日本プロ麻雀(マージャン)連盟は11日、将棋棋士の鈴木大介九段(48)が同連盟のプロ資格を5日付で獲得したと発表した。日本将棋連盟と囲碁の日本棋院、関西棋院によると、囲碁・将棋を通じて棋士がプロ雀士になるのは初めてとみられる。

 日本プロ麻雀連盟はマージャンの主要プロ5団体のうち最も所属人数が多い。11日、鈴木九段と同連盟の森山茂和会長が記者会見を開いた。

 鈴木九段は、2019年に出場したマージャンのタイトル戦「麻雀最強戦」で優勝したことを機に、プロ雀士との交流が増えたことが、プロ雀士を目指すきっかけになったと明かした。そのうえで「麻雀界に入ったから将棋の成績が落ちるのはプライドが許さない。将棋では今まで以上に成績を残したい。どちらか勝てばいいではなく、両方勝てないと結果が出たとは言えない」と将棋とマージャンの“二刀流”に強い決意を見せた。

 森山会長は4月14日に鈴木九段と面会してプロ入りの意向を確認し、これまでの対局で十分実力があると判断し、連盟所属のプロ雀士として認定したことを明かした。主要5団体のプロから選抜される競技マージャンのプロリーグ「Mリーグ」に対しても「(Mリーグの参加チームが鈴木九段を出場者として)ぜひ選んでほしい」と呼び掛けた。

 鈴木九段は東京都町田市出身。故・大内延介九段門下。名人戦順位戦では最上位のA級に通算4期在籍し、1999年度のNHK杯将棋トーナメントで優勝したほか、竜王戦と棋聖戦で各1回挑戦者になるなど活躍した。17年からは将棋連盟の常務理事も務めている。

 マージャンは子供の頃に覚えて家族で楽しみ、その後も趣味として腕を磨いた。20年にはマージャンの戦術本を出版している。【丸山進】

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