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好戦派ロシア作家を狙い爆発か 露政府は「ウクライナの攻撃」と非難


 ロシア中部ニジニノブゴロド近郊の道路で6日爆発が起こり、付近を走行中の車を運転していた男性が死亡し、同乗していた作家ザハル・プリレーピン氏も重傷を負った。プリレーピン氏はロシアが2022年に始めた「特別軍事作戦」を支持してきた作家として知られている。

 ロシアがウクライナでの戦闘を始めて以来、軍事作戦を支持する思想家やブロガーを狙ったとみられる爆発事件が相次いでいる。ロシア政府はいずれもウクライナの特務機関が絡んだ犯行だと断定し、非難してきた。

 ロシアの警察機関、捜査委員会は6日夜、今回の爆発が起きた現場近くにいた男性を拘束したと発表。尋問した結果、男性がウクライナの特務機関から依頼を受けたことを自白したと説明している。

 ロシア外務省も同日夜に声明を出し、「西側の監督者から支援されたキエフ(ウクライナ)政権が計画し、実行した新たなテロ攻撃だ」と指摘。米国が今回の事案を非難していない点を取り上げ、「米国の責任」を強調している。

 今回負傷したプリレーピン氏は、通信アプリ「テレグラム」では31万人を超すフォロワーを持つ。14年にウクライナ東部で紛争が起きると、義勇兵部隊を結成して戦闘に加わるなど好戦的な言動を取ってきた。6日に起きた爆発の後は手術を受けたが、回復に向かっているという。

 ロシアの首都モスクワ郊外では22年8月、ウクライナを批判してきた思想家アレクサンドル・ドゥーギン氏が所有する車が爆発し、同氏の長女が死亡した。北西部サンクトペテルブルクのカフェでも今年4月上旬に爆発が起こり、現場にいた著名な戦争ブロガーのマキシム・フォーミン氏が亡くなっている。

 ロシア外務省が6日に出した声明では、これらの事案も取り上げ、ウクライナや西側諸国を批判している。【モスクワ大前仁】

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