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松本白鸚さん、当たり役に別れ 「ラ・マンチャの男」最終公演


 歌舞伎俳優、松本白鸚(はくおう)さん(80)が半世紀以上にわたり主演をつとめてきたミュージカル「ラ・マンチャの男」の最終公演が24日、よこすか芸術劇場(神奈川県横須賀市)で催された。次女の松たか子さんら共演者とカーテンコールに立った白鸚さんは「どうもありがとうございました。初演して54年。27歳でブロードウェーへ行きまして、足を運んでくださるお客様のおかげで今日までやれました。これからも命のある限り芝居を続けてまいります」とあいさつ。計1324回演じた当たり役に別れを告げた。

 セルバンテスの小説「ドン・キホーテ」を下敷きにした物語。白鸚さんは26歳だった1969年、東京・帝国劇場でセルバンテス/ドン・キホーテ役を初演。70年に米国ブロードウェーで英語による単独主演を果たし、2002年からは演出も担当していた。

 本来、22年2月の東京・日生劇場でのファイナル公演をもって締めくくるはずだったが、新型コロナウイルス禍により予定されていた全25回のうち7回しか上演できなかった。このため再上演を望む声が多く、今月14日からよこすか芸術劇場で公演が開かれていた。

 カーテンコールの途中、白鸚さんはキャスト紹介で「セルバンテス/ドン・キホーテ役、松本白鸚」と呼ばれると、満面の笑みで「ありがとうございます」とお辞儀。続けて「名残惜しいですが、皆様と一緒に『見果てぬ夢』を歌ってお別れしたいと思います」と述べて全員で合唱した。客席から「ブラボー」の賛辞が相次ぎ、会場がスタンディングオベーションで大拍手に包まれると、最後に「ありがとう存じました」と大声を張り上げ、舞台を去った。【広瀬登、伊藤遥】

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