空き家の浄化槽から発見 頭蓋骨は元住人女性 7年前から行方不明

　大阪府門真市上島町の空き家の浄化槽から見つかった頭蓋骨（ずがいこつ）について、府警は11日、身元が元住人の女性と確認されたと発表した。73歳だった7年前から行方不明だった。司法解剖の結果、その頃に死亡したとみられるが、死因は特定できなかった。

　浄化槽は住宅1階のガレージの下にあり、マンホールを開けて作業した業者が3日に頭蓋骨を発見。府警の現場検証で、ほぼ全身の骨が見つかった。

　府警が調べたところ、2016年2月、同居の家族から女性の行方不明者届が出ていることが判明し、歯型で身元を特定。家族は15年7月～20年10月、この家で暮らしていた。浄化槽からは女性のサンダルも見つかった。【郡悠介、洪玟香】