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プーチン氏「米国がウクライナ危機招いた」 信任状奉呈式で批判


 プーチン露大統領は5日、米国のトレーシー駐露大使ら外国大使の信任状奉呈式で、「2014年にキエフ(キーウ)で起きたクーデターを支持した米国の外交が結果として現在のウクライナ危機を招いた」と糾弾した。欧州連合(EU)の駐露大使に対しても関係悪化の責任を問うなど、外交儀礼の場で異例といえる批判を展開した。

 信任状奉呈式は、新たに着任した大使らが赴任先の元首に信任状を提出する儀式で、通常は2国間の前向きな側面を取り上げる場となっている。

 しかし、プーチン氏は現在の対米関係について「残念ながら深刻な危機に陥っている」と言及。その理由として、00年代前半にウクライナなど旧ソ連諸国で政権への抗議運動(カラー革命)が起きた際、米国が介入したことなどを挙げた。

 ロシアがEUとの関係を悪化させた理由についても、プーチン氏は「EUが地政学的にロシアへの敵対行為を始めたからだ」と非難。ロシアが14年にウクライナ南部クリミアを併合したことを受けた対露制裁などへの批判をにじませた。

 この日は国際的に「未承認国家」とされているアブハジアも含め、17の国・地域の駐露大使が参加した。厳しく当たった欧米の大使とは対照的に、プーチン氏はシリアの新任大使に「理想のパートナーである」と呼びかけるなど、全体では前向きな発言が多かった。【モスクワ大前仁】

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