starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

松坂大輔さんが「4・9式」 柳沢慎吾さんも「ア~」 統一地方選PR


 神奈川県知事選や相模原市長選など統一地方選の前半戦の投開票(4月9日)に向けて、県内の各選挙管理委員会が投票率アップのための取り組みを進めている。著名人をPR動画に起用したり、ポスター掲示板にQRコードを記載し候補者情報にアクセスしやすくしたりするなど、工夫を凝らしている。【岡正勝、池田直、宮島麻実】

松坂大輔さん出演の動画でPR 横浜市

 「まっすぐな1票を!」。横浜市選管が製作した投票を呼びかけるPR動画でこう呼びかけるのは、横浜高(金沢区)出身で元プロ野球選手の松坂大輔さんだ。投開票日の4月9日をもじった「始球式」で松坂さんが投球するという設定で、タレントの柳沢慎吾さんが実況を務める。動画は「ユーチューブ」で公開されている。

 県選管は、人気アニメ「進撃の巨人」で声優を務める梶裕貴さんや佐倉綾音さんが声で出演するPR動画を製作した。梶さんらが演じる若い男女が「自分の声を届けに行こう」などと訴える。ユーチューブのほか、SNS(ネット交流サービス)でも配信。テレビCMや電車内のモニターでも動画を流している。

 また県選管は、県内の大学や専門学校、高校など計約370施設に対して、投票を呼びかけるポスターや横断幕を校内などで張り出すよう求めている。さらに県内の私立高校の生徒が投開票日などをアナウンスする音源を作成。広報車が音声を流しながら県内各地を回り、啓発を図っている。

 各選管がこうした取り組みの中で意識しているのは若年層だ。とりわけ10代で投票率が低迷していることが背景にある。2019年知事選の18、19歳の投票率は33・26%で、全年齢の40・28%を大きく下回った。22年の参院選の抽出調査でも全体が52・46%に対し、18、19歳は35・42%にとどまった。

 県選管の担当者は「若年層は将来にわたって投票する機会が多い。今回の選挙だけでなく、長い目で投票の重要性を意識づけしていく必要がある」と話している。

投票して温泉へ 恒例の割引実施 横浜・満天の湯

 横浜市保土ケ谷区のスーパー銭湯「天然温泉満天の湯」は、4月9日に投開票される知事選など統一地方選の前半戦で投票した有権者を対象に、入浴料を最大で半額超割り引く「選挙割」を実施する。割引期間は期日前投票を含む4月5~9日で、平日950円、休日1050円の入浴料が500円となる。

 満天の湯の選挙割は、2019年の統一地方選や21年の横浜市長選、衆院選などに続き10回目。22年の参院選では1700人以上が利用し、毎回増加傾向にあるという。対象は県知事のほか県議会、横浜市議会の各選挙で、希望者は投票所で申告して投票証明書(コピー不可)をもらい、期間中に満天の湯フロントで提示。本人に限り1回のみ割引を受けられる。

 久下沼伊織・常務取締役は「社会動向への関心が高まり、より多くの方が投票へ行くきっかけになればと思う」と投票と利用を呼びかけている。問い合わせは満天の湯(045・370・4126)。【小出禎樹】

掲示板にQRコード 相模原市

 今回の統一地方選から選挙ポスターの掲示板にQRコードを記載して、候補者の情報にアクセスしやすくする取り組みを始めたのは、相模原市選管だ。市内970カ所に設置されている知事選、県議選、相模原市長選、同市議選のポスター掲示板に記載されており、スマートフォンのカメラでQRコードを読み取ると、選挙公報につながり、各候補者の主張が読める仕組みになっている。

    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.