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奈良県警は10日、奈良県橿原市に住む飲食店経営の40代男性が、無料通信アプリで外国為替証拠金取引(FX)の架空の投資話を持ちかけられ、1580万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。詐欺事件とみて調べている。
県警生活安全企画課によると、男性は2022年11月、面識が無い人物からLINE(ライン)で投資目的のグループに招待された。グループ内で投資の指南役とされる人物と友だちになると、FXで運用するためのお金を振り込むよう、金融機関の口座を指定された。男性は23年2月までに7回に分け、計1580万円を振り込んだ。
男性は指南役から、投資に必要だとして専用アプリを入手するよう指示も受けていた。男性が入金すると、このアプリに運用益が表示されたため、投資が順調だと信じたとみられる。
男性が運用益を引き出したいと伝えたところ、指南役から高額の委託料を請求されたため不審に思い、橿原署に相談して被害が発覚した。【川畑岳志】