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宮川大助・花子が著書「なにわ介護男子」出版会見 「大谷選手に救われた」すごいエネルギー貰う


闘病記「なにわ介護男子」出版会見を行った宮川大助(右)と花子

夫婦漫才コンビの宮川大助(74)花子(69)が27日、大阪市内で闘病記「なにわ介護男子」(主婦の友社)の出版会見を行った。

花子が血液がんの一種である多発性骨髄腫と診断されて5年。新著では、大助・花子の血を吐くような闘いと、老老介護の実態がリアルに描かれている。

詰めかけた記者を見た花子は、まず「今のうちに顔を見ておこうと来たのと違う? まだまだ長生きするからね」とジョーク一発。続いて2年前に出した闘病記「あわてず、あせらず、あきらめず」の頃と比較して「あのときは、まだ多発性骨髄腫という病気がよくわかってなかった。新しい本では、第一にどんな病気なのかを皆さんに知ってほしい。そして介護のしんどさを広く伝えたいと思ってます」と花子。

自分だけでは歩けないばかりか、風呂やトイレもままならない花子を献身的に介護してきたのが大助。「僕も腰が悪くって大変ですが、全国の病気と闘っている人、生活苦の人に『スマイルを忘れることなく、生きてほしい』と言いたいです」と大助。

二人三脚で1歩ずつ前に進む夫婦にとって、大きな心の支えとなっているのがドジャース大谷翔平選手の活躍。花子は「朝の5時からテレビ中継を見るのが日課です。午後になっても、同じ映像を何度も見ています。すごいエネルギーをもらっています」。大助も「全国の小学校にグラブを贈ったり、いやなニュースの多い中で、大谷選手にどれほど救われたか。感謝しかありません」。

この本を持って、2人で全国を回るツアーも計画中。「今なら行けそうな気がしています」と花子は明るい笑顔を見せた。

「なにわ介護男子」のカバー装画は、花子の直筆イラスト。帯のコメントは、同じ多発性骨髄腫と闘う俳優佐野史郎。同書は電子書籍も発売される。

花子は19年1月に多発性骨髄腫と診断される。6月、緊急入院し「余命1週間」と主治医。抗がん剤治療に踏み切る。自力で立つことも困難ながら「もう1度、NGK(なんばグランド花月)で漫才を」と、コツコツ努力を重ね、12月11日には記者会見を行う。20年4月退院し、自宅でのリハビリ生活に。

22年1月、闘病記「あわてず、あせらず、あきらめず」出版。4月3日、吉本興業創業110周年特別公演で約3年ぶり、NGK出演。

10月には一時心肺停止に陥る危機となったが、奇跡的に一命を取り留めた。強靱な精神力と、大助の献身的なサポートもあって、花子は少しずつ回復。

23年5月1日にはNGKの地下にあるYESシアターで4年ぶりとなる大助との漫才を披露。同9日にはNGKの舞台に復帰を飾った。今年5月には呼吸困難で救急搬送され、約2週間入院していた。

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