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岡山高島屋が探す200人の赤ちゃん 「50年の人生、聞かせて」


 「探しています。50年前の赤ちゃんを」――。百貨店の岡山高島屋(岡山市北区)は、5月に開店50周年を迎える記念プロジェクトとして、0歳児200人の顔写真を並べた開店当日の新聞広告を店内に掲示し、「掲載された人のその後の人生やデパートの思い出を聞かせてほしい」と呼びかけている。

 JR岡山駅前の岡山高島屋は、山陽新幹線の新大阪―岡山間が開通した翌年の1973年5月19日にオープンした。当日は新聞各紙の見開き広告で、「『初めまして』満0歳。ばらのタカシマヤ誕生。」の見出しで、200人の赤ちゃんの顔写真と氏名、誕生日を掲載した。地上8階地下2階、売り場面積約1万7000平方メートル(当時)の華やかなデパートは、初日だけで13万人が来店するにぎわいだったと記録が残る。買い物だけでなく、食事や娯楽などデパートはちょっぴりぜいたくであこがれの場でもあった。

 同店販売促進グループが50周年記念行事を社内で募ったところ、約190件のアイデアの一つに「赤ちゃん探し」があった。200人はオープン前に募集され、県内各地から応募があった。同グループによると、現時点で県内だけでなく、東京や広島県福山市など計5人の親族などが名乗りを上げている。

 呼びかけのポスターは1階正面入り口に掲示。集まったエピソードは店内で紹介するほか、サービス向上の参考にするという。また当時、社長と一緒に開店記念のテープカットをした5月19日生まれの幼児2人も探しているほか、同店にまつわる思い出の投稿を広く募集している。同グループの岡部直樹次長(48)は「一人でも多くの方に半世紀の人生やデパートの思い出を語ってもらいたい」と期待する。

 店内に設置した投稿用紙やメール、郵便などで受け付ける。締め切りは3月末の予定。問い合わせは販売促進グループ(代表086・231・1111)へ。【石川勝己】

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