松野博一官房長官は17日の記者会見で、国産主力機H3ロケットが発射できなかったトラブルについて、「我が国の宇宙活動の自立性および国際競争力強化のために極めて重要な基幹ロケットだ。JAXA(宇宙航空研究開発機構)において、再度の打ち上げに向かうものと認識しており、今回の打ち上げ中止が我が国の宇宙政策に直ちに影響が出るものとは考えていない」と語った。
松野氏は「まずは詳細状況の確認や再度の打ち上げに向けて、確実な作業を進める必要がある。JAXAにおいて、これらの作業に全力を尽くしていただきたい」と述べた。【村尾哲】