ロッテHD、ロッテリアを外食大手ゼンショーファストHDに売却

　ロッテホールディングス（HD）は16日、完全子会社のハンバーガーチェーン「ロッテリア」の全株式を外食大手ゼンショーファストHDに売却すると発表した。売却日は4月1日。「ロッテリア」ブランドは売却後も一定期間、継続されるという。

　ロッテリアは1972年に東京・日本橋に1号店を出店し、2023年1月時点で全国に358店舗を展開している。ロッテHDは、ロッテリアを売却する理由について「多様な業態での事業展開を進めるなか、ロッテリアの位置づけについて慎重に検討した結果、最適なパートナーのもとで、ロッテリアの更なる成長を実現することがベストな選択と判断した」と説明した。ロッテリアの売却価格は公表していない。

　ゼンショーファストHDは、「すき家」「はま寿司」「ココス」などの外食チェーンを展開している。22年3月期の売上高は6585億円。【浅川大樹】