大阪府議会が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を断つと決議したのは不当だとして、旧統一教会の関連団体「天宙平和連合(UPF)」の大阪支部は14日、府に決議の取り消しと350万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。
訴状によると、府議会は2022年12月、「旧統一教会などの悪質な活動とは一線を画する決議」を全会一致で可決した。団体側は、決議によって府議会への請願ができなくなるとし、憲法が保障する請願権や信教の自由を侵害されたと主張している。
府は「訴状が届いていないため、コメントは差し控える」としている。【安元久美子】