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米で強まるデフォルト懸念=「ねじれ議会」で協議難航


 【ワシントン時事】米連邦政府の借金が法定限度の「債務上限」に達し、米国がデフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念が強まっている。回避には議会が上限の引き上げや運用停止で合意する必要があるが、上下両院で支配政党が異なる「ねじれ議会」では難航が必至。政治の駆け引きが長引けば市場が混乱し、世界経済を揺るがしかねない。  「今、行いを変えなければ諸制度が破綻する」。野党共和党が過半数を占める下院のマッカーシー議長は15日、米テレビのインタビューで、債務上限問題では歳出削減が先決との姿勢を強調。社会保障の拡充といった「大きな政府」を目指すバイデン政権に政策の見直しを迫る考えを示した。  ただマッカーシー氏は、右派の造反で議長選出まで15回の投票を要した。党内をまとめ、与党民主党と調整できるか不安がつきまとう。財政資金が6月にも枯渇する恐れがある中、米国債は安全資産として世界の投資家が大量に保有しているだけに、与野党が合意できずデフォルトとなれば、「世界的な金融危機を引き起こす」(イエレン財務長官)事態になりかねない。  マッカーシー氏はツイッターで、「無責任な政府支出に対処するため、責任ある上限引き上げについて話し合う」とバイデン氏との協議に意気込む。だが政権側は「上限引き上げは交渉対象ではない」(ジャンピエール大統領報道官)と一蹴しており、双方の隔たりは大きい。  債務上限引き上げを巡る議会調整は2011年も長期化。期限ぎりぎりで合意し、デフォルトは回避できたものの、米国債が初めて格下げされ、金融市場は大荒れとなった。今回は、マッカーシー氏の指導力が不安視されており、市場は「事態が(当時より)悪化する可能性が高い」(米投資銀行)と身構えている。 【時事通信社】 〔写真説明〕米連邦議会議事堂=19日、ワシントン(AFP時事)
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