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ウクライナ侵攻、総司令官交代=東部激戦の中で「更迭説」も―ロシア


 ロシアのショイグ国防相は11日、ウクライナ侵攻を統括する総司令官のポストを格上げし、現職のスロビキン航空宇宙軍総司令官(上級大将)からゲラシモフ参謀総長(同)に移す人事を決めた。2月で開始から1年となる「特別軍事作戦」は今後、軍制服組トップが直接指揮する形となる。  西側諸国の兵器支援を受けるウクライナ軍の強い抵抗で、戦況はこう着。昨年9月に一方的に「併合」を宣言したものの全域を制圧できていない東部ドネツク州では現在、拠点都市バフムトを巡る激戦が続いており、プーチン大統領は軍の態勢固めで局面転換を図る考えとみられる。  もっとも、ロシア軍の作戦が順調なら総司令官の交代は不必要だったとも言える。昨年10月に任命されたスロビキン氏は今回、ゲラシモフ総司令官に次ぐナンバー2に降格されており、ウクライナのメディアは「プーチン氏がスロビキン氏を更迭した」という見出しで伝えた。  ロシア国防省は声明で、指揮のレベルを上げるのは「解決すべき課題の規模の拡大や、軍内部の緊密な連携の必要性」などが理由と説明した。昨年秋からの劣勢で軍内部が混乱し、相対的に民間軍事会社「ワグネル」やチェチェン部隊の存在感が高まる中、ロシア軍の主導権を取り戻す狙いもあるもようだ。  ワグネルは10日、単独でバフムト近郊の町ソレダルを「掌握した」(創設者のプリゴジン氏)と主張。しかし、国防省は11日、最精鋭の空挺(くうてい)部隊を投入したことを認めている。先の東方正教の「クリスマス停戦」は、部隊再編成の時間稼ぎに使われた可能性もある。 【時事通信社】 〔写真説明〕ロシアのショイグ国防相(左)とゲラシモフ参謀総長=2022年12月17日(AFP時事)
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