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ナゴルノ紛争の緊張緩和焦点=旧ソ連圏首脳会議


 ロシアのプーチン大統領は26日から2日間の日程で、第2の都市サンクトペテルブルクで独立国家共同体(CIS)非公式首脳会議を開催した。係争地ナゴルノカラバフを巡ってアゼルバイジャンとアルメニアが対立する中、緊張緩和が図れるかが焦点だ。  プーチン氏は冒頭「残念ながらCIS加盟国間に不和があることを認めなければならないが、重要なのはわれわれが協力を続けることだ」と述べた。  年末恒例の非公式首脳会議は、旧ソ連圏の結束を確認する象徴的な意味合いが強い。西側諸国から制裁を受けて孤立を深めるプーチン氏は、10月7日の誕生日にも故郷サンクトペテルブルクで主宰している。  アルメニアは2020年秋、アゼルバイジャンと双方で計6500人以上が死亡する衝突の結果、支配地域の多くを失った。残ったナゴルノカラバフとアルメニア本土を結ぶ陸路「ラチン回廊」は、停戦合意に基づいてロシアの平和維持部隊が管理している。  しかし最近、アゼルバイジャンの活動家が回廊を封鎖。アルメニアは反発し、今月22日、「ロシアも義務を果たしていない」(パシニャン首相)と批判した。23日にモスクワで予定されたロシア、アゼルバイジャンとの3カ国外相会談もボイコットした。  ロシアのラブロフ外相は「片方が対話を拒否すれば、衝突は長引く」と不快感を示した。インタファクス通信によると、ペスコフ大統領報道官は、アゼルバイジャン、アルメニア両首脳はサンクトペテルブルクに来るが「3者会談の予定はない」と説明。プーチン氏は個別会談を模索することになりそうだ。 【時事通信社】 〔写真説明〕26日、サンクトペテルブルクで、ベラルーシのルカシェンコ大統領(左)を歓迎するロシアのプーチン大統領(AFP時事) 〔写真説明〕独立国家共同体(CIS)非公式首脳会議に出席した(左から)アゼルバイジャンのアリエフ大統領、アルメニアのパシニャン首相ら=2021年12月、ロシアのサンクトペテルブルク(EPA時事)
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