大飢饉、ジェノサイド認定＝ウクライナ「ホロドモール」―欧州議会

　【ブリュッセル時事】欧州連合（ＥＵ）欧州議会は１５日、９０年前の旧ソ連時代にウクライナで起きた大飢饉（ききん）「ホロドモール」について、ソ連が人為的に引き起こした「ジェノサイド（集団殺害）」だったと認定する決議案を賛成多数で採択した。ロシアの反発は必至だ。 　決議では、ホロドモールを「ソ連が特定の人々を滅ぼすために行った」と定義した。犠牲者に関しても「何百万人もの死を招いた」と非難した。　【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナの首都にある「ホロドモール」犠牲者を追悼する博物館で、ろうそくを手向ける人々＝１１月２６日、キーウ（キエフ）（ＥＰＡ時事） 〔写真説明〕ウクライナの「ホロドモール」犠牲者追悼のためにともされたろうそく＝１１月２６日、西部リビウ（ＡＦＰ時事）