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対米関係「修復」に寄与=身柄交換で限定的接触―ロシア大統領


 ロシアのプーチン大統領は9日、米国と身柄交換が成立したことについて「一定の雰囲気を醸成するのは事実だ」とし、悪化した両国関係の修復に寄与するとの認識を示した。トルコの最大都市イスタンブールでは9日、米ロ外交当局者が協議。ウクライナ侵攻を巡る対立を認めつつ、双方は限定的な接触を模索し始めたもようだ。  「さらなる交換は可能だ」。プーチン氏は訪問先のキルギスで記者会見し、身柄交換に向けた米ロ交渉が続くという立場を表明した。  米女子プロバスケットボール選手と旧ソ連軍関係者は8日、それぞれ釈放された。ただ、交換の対象とみられていた元米海兵隊員は、ロシアで収監が続くことになった。米側に不満が残る中、プーチン氏は配慮するそぶりを見せた形。残る身柄を「対米カード」にする意図もうかがえる。  タス通信によると、ロシアのリャプコフ外務次官は9日、米ロの外交当局者がイスタンブールで協議したと説明。「(互いに駐在する)外交団の機能」について話し合ったといい、トランプ政権時代の外交官追放や総領事館閉鎖などの問題が取り上げられたとみられる。  在トルコ米大使館もロイター通信に、米ロ協議開催を確認。「2国間関係」が議題になったと明らかにした上で「ウクライナにおけるロシアの戦争は話し合われなかった」と述べた。プーチン政権との対話に否定的なウクライナのゼレンスキー政権に配慮した可能性がある。  米中央情報局(CIA)のバーンズ長官とロシア対外情報局(SVR)のナルイシキン長官も、11月14日にトルコの首都アンカラで協議した。プーチン氏は9日の記者会見で、今回の身柄交換は連邦保安局(FSB)が交渉に当たったと指摘。「情報機関の接触は中断したことがない」と話し、ウクライナ侵攻下でも続いていることを示唆した。 【時事通信社】 〔写真説明〕9日、キルギスの首都ビシケクで記者会見に臨むロシアのプーチン大統領(AFP時事) 〔写真説明〕釈放直後とされる米女子プロバスケットボールリーグ(WNBA)のブリトニー・グライナー選手(ロシア国営メディアの映像より)(AFP時事) 〔写真説明〕釈放され、笑顔を見せるロシアの武器商人ビクトル・ボウト元受刑者(ロシア国営テレビの映像より)(AFP時事)
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