秋葉復興相ら告発＝秘書に報酬、買収容疑―大学教授

　２０２１年１０月の衆院選で当選した秋葉賢也復興相の選挙運動を巡り、報酬の授受があったとして、神戸学院大の上脇博之教授は５日、秋葉氏と妻、公設秘書２人に対する公選法違反（事後買収など）容疑での告発状を仙台地検に郵送した。 　告発状によると、秋葉氏らは公設秘書２人を車上運動員に登録し、報酬として８万円と１２万円をそれぞれ支払った。しかし、秘書は車上運動以外の選挙運動にも関わっていたとして、報酬の支払いは買収に当たると、上脇教授は指摘している。 　上脇教授は取材に対し、「買収は公選法でも重大な違法行為。地検は捜査を尽くして真相を解明してほしい」と話した。 　秋葉氏は先月２５日の閣議後記者会見で「法令で認められた報酬を支払ったものだ」と述べ、違反には当たらないとの認識を示している。　（了）【時事通信社】