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「日本手話」授業で使えず=ろう学校の児童訴え―札幌地裁


 使い慣れた「日本手話」ではなく、理解できない「日本語対応手話」を使う教員が担任となり、学習権が侵害されたなどとして、札幌市のろう学校に通う先天性の聴覚障害がある小学3年の男子児童(9)が学校を設置する北海道に550万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が2日、札幌地裁(守山修生裁判長)であった。道側は請求棄却を求め、争う姿勢を見せた。  弁護団などによると、日本語対応手話は音声会話に手話を当てはめた表現で、後天的な聴覚障害者が主に使用する。文法も異なることから日本手話を使う聴覚障害者には習得が難しいという。  この日は男児の母親が手話で意見陳述し、「母語である日本手話で授業を受けられることは憲法で保障された学習権だ」と訴えた。  道側は答弁書で「日本手話で教える法的義務がない」「教員と児童が意思疎通を図れていない事実はない」などと主張した。  訴状などによると、男児の担任は2年生まで日本手話が使える教員が務めていたが、今年度から使えない教員に代わり、授業が成立しなくなった。男児は5月中旬からストレスで体調を崩して学校を休みがちになっているという。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕「日本手話」を巡る訴訟の第1回口頭弁論終了後、手話で記者会見する原告男児の母親=2日午後、札幌市
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