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浅野選手「次も全力で」=けが乗り越え、活躍誓う―恩師ら歓喜、さらに得点を・W杯サッカー


 【ドーハ時事】サッカーワールドカップ(W杯)のドイツ戦で、直前のけがを乗り越え、劇的な決勝点を決めた浅野拓磨選手(28)。現地で観戦した恩師は「お祭り騒ぎみたいな気分。みんなで泣きながら喜んだ」と心境を明かす。試合後には浅野選手と対面した。「『また出られれば全力を尽くす』と言っていた。もう1、2点取ってもらいたい」と期待する。  三重県菰野町出身の浅野選手は、7人きょうだいの三男。幼少期から兄たちが通うペルナサッカークラブで、ボールを蹴って遊んだ。代表の清水保博さん(54)は試合に勝つことよりも技術の向上を重視した。ボールをラインの外に出してピンチをしのぐ「クリア」を禁止し、どんな状況でもパスをつないだり、自分でドリブルしたりするよう指導した。  当時の浅野選手は、同級生と比べて体が一回り小さかった。清水さんは「大きい選手が相手では、工夫しないとつぶされる。小さかったから、駆け引きが自然と身に付いたのでは」と振り返る。  浅野選手は優しい性格。友達の家で洗濯物を畳んでいたこともあったという。プロ入りすると聞いた際は「(競争の激しい)プロの世界でやっていけるのかなと思っていた」。だが、杞憂(きゆう)にすぎなかった。「プロになり、海外に行き、どんどんメンタルが強くなった。闘志を表に出さないが、内に秘めたものは相当強い。こちらもだまされていたところがある」と笑う。  浅野選手は大家族で、苦労もあったという。土日の遠征は宿泊を避け、いつも2日目だけ参加。「行きたかったと思うけど、そういうのも秘めた闘志につながったのでは。ハングリー精神に近い」と、清水さんは話す。  ロシア大会は直前で落選し、バックアップメンバーとして同行した。少したって連絡すると浅野選手から「次は絶対に出ます」と返信があった。  直前のけがで、カタール大会の出場が危ぶまれた時期も。しかし、「ドイツ戦のゴールで全部すっ飛んだ」と清水さん。大会期間中、他の選手がそれを上回るゴールを決める可能性もあるが、「そうなったらまた塗り替えるだけの話です」。清水さんの前で、浅野選手はさらなる活躍を誓った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕サッカーW杯代表の浅野拓磨選手を指導した、ぺルナサッカークラブ代表の清水保博さん=7月27日、三重県桑名市 〔写真説明〕小学5年生の頃の浅野拓磨選手(前列左から4人目)と恩師の清水保博さん(後列左端)(清水さん提供) 〔写真説明〕サッカーW杯代表の浅野拓磨選手(右)と恩師の清水保博さん=2016年6月、長野県(清水さん提供)
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