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年末記者会見、見送りか=プーチン氏、過去10年で初


 ロシアのプーチン大統領が年末に開く「大規模記者会見」が今年は見送られる公算が大きくなっている。2月からのウクライナ侵攻で内外の環境が目まぐるしく変化する中、「より重要」(ペスコフ大統領報道官)と位置付ける「年次教書演説」が春から延期されたままで、記者会見が二の次となっているためだ。  2012年の通算3期目就任後、記者会見は毎年12月に実施されてきた。開催がなければ過去10年間で初めてとなる。  内外のメディアが集まる記者会見は、プーチン氏の恒例行事だ。内政・外交の基本方針を示す年次教書演説や、テレビ特番を通じた「国民対話」と並んで重視してきた。新型コロナウイルスが猛威を振るった20年末も、オンライン形式で記者会見を行った。  例年は国営メディアだけでなく、リベラル派やウクライナのメディアも質問する。報道管制が強まる中、厳しい質問にプーチン氏がどう答えるかに関心が集まってきた。  ベドモスチ紙は侵攻前の2月、年次教書演説が3月初めに予定されていると報道したが、侵攻が始まったことで春の実施は見送られた。秋になるとプーチン氏の発言の機会は増加し、10月下旬には内外の専門家を集めた「バルダイ会議」の年次会合も開かれた。クレムリン(大統領府)の記者団は最近、記者会見など残る恒例行事の日程に関し「まだか」と繰り返し質問している。  ペスコフ氏は今月14日、年次教書演説について「現時点で年内に計画している」と説明。その際、記者会見の日程が年次教書演説後になるという見方を示した。記者会見の参加登録は毎年、約3週間前から始まるため、12月上旬までに開催の発表がなければ年内実施は難しそうだ。RBK紙は今月中旬、年末の記者会見が来年にずれ込むとの見通しを伝えた。 【時事通信社】 〔写真説明〕毎年恒例の記者会見でモニターに映し出されるロシアのプーチン大統領=2021年12月、モスクワ(AFP時事)
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