日中「対話で理解促進を」＝中国メディア、台湾ではくぎ

　【北京時事】岸田文雄首相と中国の習近平国家主席による初の対面会談を受け、中国メディアは１８日、「対話を通じた理解促進は非常に重要だ」などと好意的に報じた。一方、台湾問題では従来の主張を繰り返し、米国などと共に関与を強める日本にくぎを刺した。 　共産党機関紙・人民日報系の環球時報は、今回の会談を「中日関係の悪化傾向に歯止めをかけ、安定させる意義があった」と評価する識者のコメントを紹介。新型コロナウイルス禍で相互往来が制限され、国際情勢も緊張する中、「首脳会談（の開催）自体に大きな意味がある」と指摘する別の専門家の話も伝えた。　【時事通信社】